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『シーサイドモーテル』 観に行きました。

以下、『シーサイドモーテル』について
低評価なコメントですので、
これから観られる人、この映画のファンの人は
ご覧にならない方がよろしいかもしれません。ということを申し上げて。

古田新太、山田孝之、玉山鉄二、麻生久美子、小島聖など、
好みの俳優さんそろい踏みということで
ものすご~く楽しみにしてたのに! 
この出来は、むちゃショックやわ!

先日のブログで、
『翌日まで頭から離れない映画と、
見終わった瞬間に頭からフェイドアウトしていく映画があります。』
と書きましたが、この映画はそのどちらでもなく。

ではどんな映画かというと、
『いったいこの監督はこの豪華なキャストを使って
何を訴えたかったのだ?』と数日間頭がぐるぐるするような映画でした。

いえ、べつに、「訴えたいこと」なんかなくてもいいんです。
ワハハと笑えて楽しい気分で映画館を出れれば。
ところがこの映画、コメディの仮面をかぶっているけれども
ちっとも笑えなくて、やりきれない感じがいっぱい。
どっかにペーソスが隠れているのかというと、そんなセンスも感じられず、
申し訳ないが『監督の壮大な無駄遣い』にしか見えない。

これはいわゆる「グランドホテル形式」という映画で、
  (グランドホテル形式とは、同一時間及び同一の場所に集まった
   複数の人物の行動などを、同時進行的に一度に描く作品の手法の事。
   映画『グランド・ホテル』によって効果的に使用された為、この名が付いている。
   日本映画で有名なのは、『THE 有頂天ホテル(by 三谷幸喜)』)
シーサイドモーテルという名のしけたモーテルに泊まる4組の一癖ありそうな集団が
「だましだまされ」ながら翌朝を待つ、というのが、思い切りざくっとしたストーリーです。

ちょっとネタバレになるけれど、
4組の宿泊客のうち、結局ダレも幸せにならない。
未来に希望も見いだせない。
かといって、青山真治や西川美和監督のように、力づくで、
「生きること」ってなに?と考えさせる脚本にはほど遠い。
ストーリーはなんだか安易で、
こうなるやろなーと推測したまんまにほぼ進んでいって、
『キサラギ』ばりのひねりも皆無。

監督さんはCMやミュージックビデオ出身の方で、
森山未来君の『スクールデイズ』に続く2本目だとか。
この監督さんの映画は多分、もうしばらくは観ないかも・・・

山田孝之も玉鉄もグロくて良かったんだけど、
作品としては、ムッチャ残念な感じでしたわ。
あと、温水洋一さん演じる拷問師の行う拷問が、
ひどく気持ち悪くて、そればっかり頭に残って、最悪~~~・・・・・008.gif
『シーサイドモーテル』 観に行きました。_b0183613_1533248.jpg

山田孝之の裸はエロい!!

# by fenmania | 2010-06-13 15:11 | 映画・演劇

遠吠えをしたいほどめんどくさい

気づけばだいぶ長いことブログアップをしていませんでした。
ここしばらく、めっちゃ調子の悪かった旧パソコンがついに瀕死状態となり、
いろいろ格闘した揚句、ギブアップして新パソコンを衝動買い。
その設定に四苦八苦していました。

旧パソコンは、「お任せでデータ引っ越し」というソフトが入っていたので、
2代目前のPCから苦労なく全部設定を移動できたのですが、
新パソコンにはこの機能がなく、旧パソコンに転送ツールをインストールするところから自力でトライ。
いやあ、3日間、NECとBIGLOBEのサポートセンターに電話しまくりでした。
パソコンにさほど興味のない私は、ほんっっっとに、疲労困憊いたしました…。
ときどき、遠吠えしながら、報われない作業の繰り返し。
・・・・でも、まだなんか、道半ばです。
旧パソコンのOutlookに入っていたはずのメールアドレス帳が
なぜか全然違う場所に入ってしまっていたり、
昨日ふつうに送受信できていたはずなのに、
今日は全くうんともすんとも言わなくなってしまったり…。
サポートセンターの偉大さが身にしみてよくわかりました・・・・!

遠吠えをしたいほどめんどくさい_b0183613_19343219.jpg
薄い水色に一目ぼれ。機能は2の次…

# by fenmania | 2010-06-10 19:41 | 日常

「パーマネント野ばら」観ました

ご存知、西原理恵子の漫画が原作の本作。
離婚後、子どもを連れて、高知の小さな漁村に住む母親のもとに
帰ってくる、なおこ役が菅野美穂ちゃん。
地元で唯一の美容院、「パーマネント野ばら」を経営するその母親が夏木マリ。
なおこの幼なじみで、共に極度に男運の悪い小池栄子と池脇千鶴。
「野ばら」につどってはがちがちに強いパンチパーマを好んでかけている
近所の熟年女子たちのあけすけな会話。

サイバラさんの漫画は、私はほんのちょっと苦手で、
これまでさほど熱心に読んだことも、映画化された作品を見たこともなかった。
今作を観ようと思ったのも、ひとえに小池栄子と池脇千鶴が出ているから。
大好きなんです、このお二人が。

話は変わりますが、翌日まで頭から離れない映画と、
見終わった瞬間に頭からフェイドアウトしていく映画があります。
今作は、まじで、夢の中に「野ばら」ワールドが出てきてしまったほどに
心を強くひきつけられた映画でした。

なんなんだろう、あの、「わたしは傍観者」みたいな取り留めのない視線をもつ
なおこ(菅野ちゃん)の立ち位置。
「傍観者」「観察者」「アナタとは違う私」であるはずの自分。
男運の悪い周りの女たちに引き比べ、すてきな人とすてきな恋をしているはずの自分。
子どももいて幸せなはずの自分。
でも、それなのに、なぜかものすごくさみしい自分。
それがどうしてなのか分からない。
そういう心のざわざわ感が、なんだかものすごく身に沁みるんですよね。

実は、傍観していた相手に、見守られ、愛されていたなおこ。
無遠慮に立ち入ってくるでもなく、自分たちは日々の暮らしに悪戦苦闘しながらも
なおこのことをずっと気に掛け、見ていてくれた女たち。
女たちを演じる、夏木、小池、池脇らがまるで女神様のように見えます。
透明感ある菅野ちゃんの演技も秀逸。

でもやっぱりこれは女たちの映画かな。
男性は見てどう思うんだろうか。
男性の意見を聞いてみたいです。

あと、誰かと観に行くなら、人を選んだほうがベターかと。
「ちん×」連発です(爆)
あと、小池栄子のダメ亭主役で加藤虎ノ介が出てたのがうれしい~♪

「パーマネント野ばら」観ました_b0183613_18113312.jpg

姐御な「野ばら」の夏木マリ。

# by fenmania | 2010-05-29 18:19 | 映画・演劇

神戸・湊川の市場探検

神戸三ノ宮から西へ数駅、新開地から乗り換えること1駅。
「湊川」には神戸最大の「市場」があります。
その名も「神戸新鮮市場」。
3つの市場と2つの商店街の連合体で、500店舗以上の小さなお店がひしめき合っています。
その規模、「西日本一」だとか(ホンマ?)。
先日、母のお供で訪れてみました。

なんだか「闇市」のかおりが漂っていそうな、昭和な濃い~~い雰囲気の市場。
海産物や、野菜、果物、花などの生活に密着した品々がとにかく安い!
本来はわたくし、こういう対面式の市場が大の苦手・・・・。
お店の人と会話しながら物を買う・・・というのがどうも・・・イケマセン。
もう長らく、スーパー以外のところで買い物なんかしてないし・・・。

そんなわたしなのですが、ここにはちょっとカルチャーショックを受けました。
モノの豊富さと、その安さ。
「おしゃれ感」なんぞには何の用もないといわんばかりの、潔いほどべたべたな生活感。
なんだかちょっと痛快です。
お花の安さには「ああ、花入れバッグを持ってきてたらよかった!」と
歯噛みをしたほどです。
屋台みたいなお店もたくさんあって、ものを食べながらひやかして歩くものさぞ楽しかろう、
という感じ。

「東山商店街」という、混んでいるところは人とすれ違うのも一苦労の、
生鮮食品中心の市場を中心に1時間ちょいうろうろして、
高齢の母を伴っていたため早々に帰途に着きましたが、
心の中では「また来たい」感がいっぱいw

市場と言うと京都の錦市場を思い出しますが、
あんなおしゃれな感じはまったくありません!
でも、「毎日、小銭を握って、その日に食べたいものだけ買いにいけたら
さぞ楽しいだろうなあ」と思わせる、食の根源、みたいな場所でした。

元町の旧居留地エリアが好き!
でも、こんな庶民的な市場もいいかも。
神戸にはこんな場所もあります。
「神戸新鮮市場」

# by fenmania | 2010-05-27 19:24 | 日常

ロックのビートで育てたシャンプー・・だそうです。

インフィニストリア」は、世界中の音楽にインスパイヤされた
日本発のオーガニックコスメブランド。
「ワイルド・シング」と「オペラ」というラインをもちます。

この「ワイルド・シング」というラインは、「ロック」を聞かせながら仕込みをし、
さらに攪拌はロックのBPM(音楽で演奏のテンポを示す単位の意味)に合わせて行っているそう!
ほんとうに工場で「ワイルド・シング」が流れてるなら、素敵だなあ!
「オペラ」の工場では、「誰も寝てはならぬ」とかを流してるのかなあ。

ケミカルな成分を一切使わないオーガニック商品は、
どちらかというと苦手なほうなのですが、
「インフィニストリア」の世界観に興味をもち、
お試しにシャンプーとトリートメントのミニボトルを買ってみました。

ロックのビートで育てたシャンプー・・だそうです。_b0183613_1047544.jpg


通常の「オーガニック」のイメージとかけ離れた、ボトルデザインが印象的!
外観とは違って、ハーブやアロマ系の、いいかおりがします。

ネーミングも楽しくて、シャンプー&トリートメントは「ロックンロール」。
ボディシャンプーは「ビート」、ボディミルクは「スリーコード」、
リップクリームは「ノイズ」などなど・・・・。
柑橘系のかおりに惹かれて、ハンドクリーム「ブギー」も買ってみました。

ほかにも、この「インフィニストリア」ブランドは、
障碍者の自立や社会参加に協力するなど、
社会活動に力を入れているようです。
まだまだ売っているお店は少ないのですが
(私は三ノ宮のインテリア&雑貨ショップ「タイムレスコンフォート」で購入。)
今後も注目していきたいと思ってマス。

# by fenmania | 2010-05-23 11:00 | コスメ