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コピー機を廃棄処分

阪神大震災の翌年・1996年に大阪で、ライター仲間数人と
共同事務所を立ちあげていたことがあります。
谷町6丁目の小さいマンションがわが城でした。

当時は、自宅で仕事をするのではなく、曲がりなりにも事務所を借りて、
屋号を持って仕事をするのは、フリーランスとしての夢の1つでありまして。
実現できたときは、そりゃうれしかったものです。
その折、知人から安く譲ってもらった古いコピー機がこれ。

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文章を書く道具は96年当時のワープロからiMac、
Windows機へと変遷していきましたが、
5年間の事務所暮らしを経て自宅へ逆戻った時にも、この古くてでかいコピー機は処分を免れ、
長くリビングの一角でドン!!と存在感を放ってきました。

しかししかし、ここ数年のネット環境の激変により、
「コピーを取ってファクスで送る」という作業がまったくなくなりました。
ここ1年の間に仕事でコピーを取ったのって、たぶん数回・・・・。
その程度の使用頻度のモノを、狭い自宅に置いとくのもどうだろう・・・と
処分するか否かをずっと悩んできました。
業務用のコピー機は、わが自営業生活において、
事務所開設という1つのエポックメイキングな出来事を象徴していたものですから、
なかなか処分の決心がつかず・・・。

でも今回、「こんなに使わないものを持っておく意味はない!」とすっぱりと処分を決意。
ちょうど、調子が悪くなってきて、メンテが必要な時期になったことも幸いしました。
最初はメーカーに電話して処分を依頼したら、
何と9000円の処分料金がかかると言われました。
き、9000円…。
次に、住んでいる市の役所の粗大ごみ引き取り係に問い合わせたところ、
2400円で引き取ってくれるとのこと!
その場で申し込み、14年間お世話になったコピー機ちゃんは、
海辺にある廃棄場へと引かれて行きました・・・。ながいことありがとうっっ!
  ♪♫ どなどなど~~な~~・・・・060.gif

すこん!!と空いたリビングの一角。
ここには新しい本棚を置く予定。
本棚がうちには1台しかなく、入りきらない本がてきとーなカラーボックスなどに
詰め込まれているのを、まとめて保管するのが長年の希望だったので・・・・。
思い入れのあるものでも、思い切って処分してみると、
意外と「なーんだ、早く処分しとけばよかった」と肩の荷が下りる感じがするものですね。

by fenmania | 2010-07-09 18:51 | 日常