シレンとラギ@劇団☆新感線

先週、新感線の新作「シレンとラギ」を観て来ました。
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じつはわたくし、新感線のファンクラブに入っております。
ファンクラブ枠でのチケット先行予約ができるはずだったのに、
・・・・・・・・申し込むのをすっかり忘れてた057.gif
あわてて2次先行にすべりこみ。
2次だったからか、後ろの方のあまりよくない席で、
せっかくこのために年会費を払っておきながら、こんな大事なことを忘れるなんて、
ばかばかわたし・・・・な気分でした・・・。

以下、お芝居のネタバレを含みますので、
未見のかたはお気をつけくださいね。


      +++++++++++


脚本の中島かずきさんだったかが事前インタビューで
「これまでの新感線の中で一番重いお話。
ギリシャ悲劇のような壮大な恋愛劇」・・・という形容をしてたけど、
ギリシャ悲劇というと、国の盛衰を賭けた壮大な不倫ものか、
どろどろの近親相姦ものしかないやん!(私の知識ではこんなもの)
・・・と思っていたら、やはり後者のお話でありました。

暗殺者シレン(永作博美ちゃん)と若い武芸者ラギ(藤原竜也君)は
当人たちは知らなかったものの、ほんとうは実の親子。
この2人の愛憎を核に、「北の国」と「南の国」の支配権をめぐって、
宗教、戦争、殺戮、陰謀・・・・だましだまされ、殺し殺される、めくりめく新感線ワールド。

「北」と「南」というと、すぐに隣国を思いますが、
モチーフは日本の南北朝なのだそう。

主演はもちろんこの2人だけれど、
ラギの父親のキョウゴクを演じる古田新太、
ラギの実父である、南の国の支配者ゴダイを演じる高橋克実、
このふたりのおやじが、さすがの安定感で、すばらしかった!
特に高橋さん。テレビではちょっとはげたひょうきんなおっちゃん、というキャラばかりだけど、
赤い法衣をまとって宗教的な力で南の国を支配する、ダークな為政者役が絵になるったら!

また、いかにもお金がかかってそうなw舞台美術も毎回楽しみにしてます。
前回の「髑髏城の七人」は比較的シンプルな舞台装置だったのですが、
今回は、回り舞台で場面チェンジ。
さらには1幕のラスではト、ゴージャスな花吹雪で舞台を覆ってしまう演出には息を呑みました。

ただ、全体の印象としては、「重い話」という割には、
淡々と話が進んでいった気もするのです。
もうちょっと何とかなりませんでしたか、天才中島さん。という気持ちでいっぱいです。

新感線は、06年の「メタルマクベス」が初見。
その後「朧の森にすむ鬼」「五右衛門ロック」「蜉蝣峠」「蛮幽鬼」
「薔薇とサムライ」「髑髏城の七人」と、今回が都合8本目。
なかでいちばん衝撃的だったのは、
市川染五郎が完全なヒール役を演じた「朧の森にすむ鬼」でした。

次回作は年末から来年2月にかけて公演の
「五右衛門ロックⅢ-ZIPANG PUNK」と発表されました!
五右衛門ロックなら、いとしのふるちん(古田新太)が主演だな~と、
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by fenmania | 2012-05-13 19:23 | 映画・演劇