『2番目、或いは3番目』@シアタードラマシティ 観ました。

ケラさん率いる「ナイロン100℃」という劇団の、
35本目になる本作で、私はうれしはづかしナイロンデビューを果たしました。
ケラさんのお芝居は、以前『労働者M』という、小泉今日子と堤真一主演のものを
WOWOWで観ただけ。
なぜいまになってナイロンなのか? 
それはもう、本作では小出恵介君が客演してるからさっ。
・・あ、ケラファンの方、ナイロンファンの方、すみません・・・。
かなりミーハーです040.gif

いままでなぜケラさんの芝居に関心を持たなかったかというと、
私にとっては、ケラさんというと、
80年代のパンクバンド、「有頂天」のイメージがあまりにも大きくて、
しかも、有頂天の音楽があまり好きではなかったもので、
その余波がいまだに・・・
すでに、有頂天時代から30年ちかく経ってるのにね。
げに恐ろしきはイメージなり。

そんな食わず嫌いに小出恵介君が風穴を開けてくれて(もういいって)
初ナイロン、と相成りました。

ナイロンのファーストインプレッションは・・・
発声がきちんとしてて、早口でなくて、せりふがスムーズに聞き取れる!
畳み掛けるようなせりふ回しが特徴の野田秀樹さんの芝居は、
せりふが聞き取れないことが多くて、結構ストレスでした。
なもんで、この部分ですでに好感度アップ!(かんたん)

核戦争なのか? 大自然災害なのか?
荒廃したある街に、同じように荒廃したよその街から
「人助け」にきた人々。
それを受け入れる街の人々は、こんな状態になって「不幸せ」なはずなのに、
なぜかすごく明るくて幸せそう。
なぜ?こんなの変! と、人助けに来た人たちは戸惑い、反感を持つ。
・・・というのがこのお芝居のざっとした導入部分です。

どうも、こういうシリアスなテーマを笑いにくるんで提示するのが
ケラさんの手法みたいで、それは本作でもすごく感じ取れました。
ただ、予想していたのは、「身もふたもなく残酷でシリアス」というストーリー。
でも観終わってみたらそうでもなく、
どっか啓示的でわずかなりとも希望を感じることのできる結末に、
これがケラさんの感受性、人間性なのかなあと感じました。
これから先、どうなるんだろう!? と、イマジネーションを掻き立てられる、
面白いお芝居でした。

ナイロンの公式サイトにケラさんが本作を紹介している一文のなか、
「私ゃ社会派とかそういうあれではないし。」にちょっと笑いました。

また、今回は前から5列目という良席が取れて、
ずっぽりと「廃墟の街とそこで生きる人々」の世界観にはまることができました。
座席の位置ってやっぱり重要かもですね。

余談ですが、ナイロンの俳優、みのすけさんって、
インディーズ時代の有頂天や筋肉少女帯のドラマー。
今もケラさんと行動をともにされてるんだなあ。
b0183613_13281631.jpg

[PR]

by fenmania | 2010-07-30 13:33 | 映画・演劇