「今度は愛妻家」観ました

豊川悦司&薬師丸ひろ子 というと、
名作「きらきらひかる」(1992年の作品)の主演2人。
「きらきらひかる」はアルコール依存症の妻(薬師丸)と同性愛者の夫(豊川)、
そして夫の恋人(筒井道隆)の奇妙な三角関係を描いた映画ですが、
これがむちゃくちゃお気に入りだったもので、
それからかれこれ18年経った2人は、この「今度は愛妻家」で、
駄目ダメな夫婦をどう演じるのか? が興味の1つでした。

以下、この映画は、完璧にネタバレ厳禁の映画ですので、
ストーリーに関する感想は書きません。

女好きでぐーたらな「元」有名カメラマンを演じる豊川悦司。
これがね、もう、きったないの!!
あの貴公子然としたトヨエツとはおもえない!
「20世紀少年」の時は、かなりダイエット&筋トレしたのか、
格闘技の得意な不死身の男という役割をものすごく熱くかつクールに演じて
すごいカッコよかった。
なのに・・・・・
これが「役作り」なんでしょうねえ、「今度は~」では、
不健康な生活でムクミまくった顔に、
ぼよんと膨れたお腹。小汚い金髪。
アップがちょっとつらかったほど、勘違いしまくった汚い中年男でした。
トヨエツ、すごい。
いくら映画でも、自分をここまで汚くできるなんて、さすが役者根性!と
変なところで感心しました。

ひるがえって 薬師丸ひろ子。
私のあまり好きでない女優さんです。
なぜだろう、あの声が嫌いなのか、あの「いかにも演じてます」風の
ぶりっ子タイプの演技スタイルが鼻につくのか・・・・
とにかく、今作でも、「半径10メートル圏内(自分の家庭・夫のことだけ)
にしか興味を持たない、健康オタクな専業主婦」を、完璧に演じてまして。
ああ、鼻につくったら(爆)。
その歳で、「きゃっ(はあと)」とか言ってぶりぶりするんじゃない!と
わたしゃ内心罵倒の嵐で・・・。
でも、客にそういう感情を起こさせるのも、それもまた大女優の大女優たるゆえんなのかと思ったりもして。

まあともかく、ある意味、俳優という職業の虚構性をしっかりと確認した映画ではありました。
ああ、ストーリーには一切触れないで書くのは難しい!
監督は「せかちゅー」の行定勲監督。
オカマ役を演じる石橋蓮司がステキでした。
お勧め度 ★★★★☆

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by fenmania | 2010-01-22 11:13 | 映画・演劇