松田優作『SOUL RED』

早いもので、松田優作がこの世を去ってから今年で20年。
遺作『BLACK RAIN』は、
震災で潰れてしまった神戸の新聞会館にある映画館で見ました。
神戸で公開されて数日後に訃報を聞いた記憶があるのですが、
調べてみると、劇場公開日は10月7日、優作さんが亡くなったのが11月6日なので、
1か月のタイムラグがあるのです。
もしかして、当時は、地方公開日はかなり遅かったのかも。

神戸で見た『BLACK RAIN』は立ち見客でいっぱいで、
みんながそれぞれに優作さんを偲んでいるふうの、
今までに映画館で味わったことのない厳粛な空気が流れていたことを覚えています。

今年は、松田優作没20年、生誕60年という区切りの年で、
それを記念して、『SOUL RED』という優作さんの公式ドキュメント映画が
作られました。命日の11月6日より、東京から順次公開されるようです。

ファンというには気恥ずかしいけれど、
遊戯シリーズはすごかったし、
鈴木清順監督の『陽炎座』を見たときの衝撃は、
私の映画鑑賞史上(笑)、1、2を争うものでした。
その前のテレビドラマの『太陽にほえろ』や『探偵物語』はまったく見てなかったんだけど・・・。

松田優作さんには本当に熱狂的なファンがいまだについていて、
時に繰り返しいろんな画像がメディアに登場するし、
また、松田龍平くんが最近とみにお父さんに似てきたので、
若くして20年前に亡くなった、という事実をふと忘れてしまうこともあるほどです。

1年ほど前、前妻さんの松田美智子さんのノンフィクション、
越境者松田優作』を読みました。
松田優作をかなりな部分「裸」にしていて、熱烈なファンからしたら
許しにくいような内容も含まれているけれども、
私は「人間松田優作」として、おもしろく読みました。

いろんなかたちでまだ人の心に残り続ける松田優作は
やはりすごい役者だったんだと思う。
『SOUL RED』は、観に行くつもりです。

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by fenmania | 2009-08-20 22:42 | 映画・演劇