セブンイレブンのやり方

昨今新聞をにぎわせているセブンイレブン問題。
手も付けられていないお弁当を廃棄することに悩む加盟店側に、
「人間の心は捨ててくれ」と言いはなったとか。
人間の心を捨てて、商売が清浄に正常に成り立つはずがないのに。
しかも、人の生死をになう食べ物商売が。

こういうのを見ていると、いろいろ問題はあったかもしれないけれど、
阪神大震災のとき、「とにかく損得は考えず、うちにある商品は全部被災地に運べ」と
行政よりも迅速に指揮した、
今は亡きダイエーの中内社長が流通小売業の模範に見えるな。

もったいない。ばちがあたる。
そういう感覚ばかりを持っていては消費が低迷し、景気悪化を招く。
それも一理あるし、なにより、私の商売が
消費喚起を促す目的のものであるのだから、余り大きなことはいえないのですが、
以前から気にかかっている、「フードバンク」的なものが、
もっと注目されてもいいと思う。
自給率が極端に低い日本では、
食べ物は、最後の最後まで有効活用されなくちゃ、将来が心配だ。

現在フードバンクは、一ボランティア団体に過ぎなくて、
食品流通の川下にきちんと位置づけされるには、
膨大な問題が待ちうけていると思う。
たとえば、こういう活動で食品がリサイクルされる先は
低所得者やホームレスのシェルター・児童福祉施設・障害者通所作業所や
共同生活ホーム・母子緊急生活支援施設など、
行政の目配りが余りなされていないところが多いそうなんだけど、
そういう場に住む人たちは、子どもや老人、なかには抵抗力が低下している人もいるだろうし、
その意味で特に食の安全性に不安を持つ人もいるだろう。
また、ボランティアやNPO等は行政機関の下請けではないのだから、
食物流通の一環を民間に託すばかりでよしとするのかという問題も出てくる。

一般の人たちの、「食べ物を捨てるのはもったいない」という
素直な気持ちをうまく活かせるシステムが、
いつかできればいいんだけど。
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by fenmania | 2009-06-24 11:49 | FOOD