『草迷宮』from寺山修司映像詩展2009@シネヌーヴォ

60~70年代アングラ演劇と三上博史様の大ファンなのだから、
どうしてもどうしてもはずせない映画、寺山修司監督の『草迷宮』。
演技経験のないただの高校生だった三上少年が
オーディションで勝ち取ったのが、この映画の主演。
おんとし15歳のデビュー作品。
寺山さんも見る目があったねえ!(な、生意気で、す、すみません・・・・(゚ー゚;A)

なぜか観る機会がまったくなくて、今に至るも、
いま、大阪の「シネ・ヌーヴォ」という劇場で、寺山映画を20本以上集めた
寺山修司映像詩展2009」というイベントを行っています。

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シネ・ヌーヴォ、これはなんといったらいいのか、
メジャーな映画ではなく、 インディーズというか・・・アート系というか・・・
なんせ、あまり人がいっぱい入りそうもない、でも興味深い映画を
こつこつ上映しているミニシアターです。

家からシネヌーヴォまでは、2回乗換えをしなくてはならず、
面倒が先に立って今までいったことがなかったけど、
阪神なんば線開通のおかげで、1本で30分程度で行けるようになったのです!
すごいラッキ~~!


ともあれ、そこで憧れの『草迷宮』が上映されると知り、
今日行ってきました。

『草迷宮』は泉鏡花の原作で、メッチャ乱暴にいうと
少年の母恋いのお話です。
少年役を三上さんが、映画初主演とは思えないほど堂々と演じています。
まあ寺山映画ですから、下半身のもろ出しはあるわ、
女体とすっぽんぽんで絡み合うわ、の熱演であります053.gif(ぼかしはあるけど)。

原色、キモノ、白塗り、軍服、川、海、そして畸形・・・・と、
寺山映画のキーワードが散りばめられ、目くるめくような40分。
寺山さんのドキュメント番組で何度も見た、
日本髪を結って、上半身裸に、下半身に横綱まわしを締めた女性がしこを踏む、
その前の畳の上に、女性の生首が鎮座している・・・という
悪夢のような極彩色のシーンが『草迷宮』の1シーンだったことを
今日知りました。
忘れようにも忘れられない強烈なシーンの、出展がわかってなんかうれしかった。

三上さんは、やっぱりおぼこい感じで、
『日本少年』っていう感じもしたのが意外だった。
それに、声が今と全然違う。
顔の輪郭も違う。
俳優として何10年も過ごすうちに、
美しい外観や、役者らしい発声など、自らの強い意思で作り上げたものが
たくさんあるんだろうなあ、と思います。
しかし15歳でこの世界を見ちゃったら、
もうマトモな人生は歩めないよねえ・・・・

『草迷宮』、見れてよかった!!
このイベント、6月12日までやります。
次は『上海異人娼館』を見に行こうかなあ。
今は亡き美しき山口小夜子さんのお姿をもう一度みたい!

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窓口では「寺山グッズ」もいっぱい。DVDも売ってたよ!
映画チケット、当日券1500円なり。


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by fenmania | 2009-05-28 19:29 | 映画・演劇