2007年12月に、27年ぶりの再結成LIVEをロンドンで行なったレッド・ツェッペリン。
ネットでのチケット予約には、定員18000人のところ2000万人が殺到したとか、
オークションに出されたペアチケットに1900万円の値段がついたとか、
当日の会場にはミック・ジャガー、デヴィッド・ギルモア、ジェフ・ベックなどそうそうたる顔ぶれが揃ったとか、
なのに、日本からは何故エリカ様なんだ、とか、
いろいろな話題が飛び交いましたが・・・・
その割には「で、ライブ自体はどうだったんよ!?」という素朴な疑問にはあまり誰も応えてくれなくて、
まあ知り合いは誰も参戦してないから仕方ない事なんですが。
それから5年が過ぎ、忘れたころにでてきたのが
このLIVE映像『祭典の日』ですよ。
ZEPが活躍していたのが68年のデビューから70年代いっぱいまで。
ジミーペイジが黒魔術に凝ってるとか、
ロバートプラントは声が出なくなったり、交通事故にあったり、
気の毒に幼い息子を亡くしたりとか、
ジミーと、ロバート&ジョンジーは非常に仲が悪いとか、
人気絶頂期にあっても王者ZEPには、
なんとなく暗いもやのようなモノが付きまとっていたイメージなんですね。
まあ、ジミ―の黒魔術は単なるゴシップだったらしいですけどね。
さて、リニューアルZEP。
亡くなったジョン・ボーナムの代わりにジョン息子がドラムを叩きます。
会場は満杯&ボルテージ最高潮!
1曲目はファーストアルバムの第1曲目に収録されている
「GOOD TIMES BAD TIMES」だーー!
ところで、私はプレイヤーではないので、
ROCK MUSICIANの演奏がうまいとか下手とかは、厳密にはあまりよく分かりません。
(唯一、これは下手だーと思ったのは、マイケルシェンカーグループのゲイリー・バーデン・・・(ーー;).。
うまくても下手でも、かっこよければええねん、というのが正直なところ。
で、この『祭典の日』のZEPときたら、ものすごくかっこよかったんですよ!
ROCK界の貴公子だったロバートプラントはちょいお腹の出た恰幅の良い親父になり、
ジミーペイジは髪がさびしくなった。
しかしながら、彼らのかっこいいことったら。
初期のロバートの声量、広い音域はすでにないけど、そんなの関係ないんだ、としみじみ思って涙目。
楽曲だって、60年代から70年代、いまから40年も前の楽曲なのに、
今聞いても何の違和感もない、かっこいい曲ばかり。
いまさらながらに、やっぱりZEPってすごかったんだ、と思わされる。
しかも、なんとなく、当時は感じなかった「仲間感」みたいなモノが
ステージに漂ってるやん! みんな大人になったんやねえ。
大御所過ぎて忘れてたけど、ZEPが一世を風靡してたころ、
メンバーの年齢って、20代から30歳そこそこだったんだよね。
ロバートなんてハタチでZEPデビューだったのね。
昨今、外国でも日本でも再結成するバンドも増えたけど、なかには
「昔の名前で出ています」的なイタイ感が、ひしひしと伝わってくるバンドもないではない。
でも、このZEPは間違いなく現役感バリバリ。
すごいものを見た、という感じが今もしてます。
11月にはDVDとCDが出ます。買うかなあ。買うよなあ。
そうそう、見逃した方へ、TOHOシネマズなんばで、10月20日~26日まで
アンコール上映されますよ。
も、もう一回行きたい気も・・・。
セットリスト
Good Times, Bad Times
Ramble On
Black Dog
In My Time of Dying
For Your Life (first time ever played live)
Trampled Underfoot
Nobody's Fault But Mine
No Quarter
Since I've Been Lovin' You
Dazed and Confused
Stairway To Heaven
The Song Remains the Same
Misty Mountain Hop
Kashmir
[アンコール]
Whole Lotta Love
Rock and Roll